リンのソロキャンは通行止めに泣き、「野クル」顧問には「ぐび姉」が就任 ー あfろ「ゆるキャン△ 3・4」(芳文社)

2020年6月12日金曜日

ゆるキャン△

t f B! P L

 女子高生たちが、集まってキャプキャピと料理をしたり、夜のテントの中でしみじみ語りあったりする姿を描くことによって、「キャンプ」そのものの印象をガラッと変えるとともに、「冬キャン」の魅力を世に出し、「キャンプ革命」といってもいい効果をもたらしたマンガシリーズ『あfろ「ゆるキャン」(芳文社)』の第3巻と第4巻。


前巻で、「野クル」メンバーとの笛吹市での「冬キャン」や、「リン」との四連湖での「焼肉キャンプ」など、グループキャンプの愉しみにハマり始めた「なでしこ」なのですが、今回は体調不良のため、リンとの二人キャンプができず、リモート・キャンプという事態に。

しかし、リンのソロキャンでのトラブル解決が、第4巻での「野クル」+「恵那」+「リン」+「ぐび姉」顧問という全体での初キャンプへと結びついていきます。                                   


【構成と注目ポイント】


第3巻の構成は


第14話 みのぶカリブーまんじゅううまい

第15話 カゼ引きと一人旅

第16話 おすすめ/なでしこナビ

第17話 早太郎と湯けむり駒ヶ根の夜

第18話 ヤマノウエ

番外編 へやキャン


となっていて、まずは、キャンプ道具はほとんど持っていない、「なでしこ」が「野クル」の「千明」や「あおい」に連れられて、アウトドア専門店の「カリブー」というお店に連れて行ってもらい、キャンプ用品をあれこれ物色するところからスタート。


この「カリブー」がある「見延町」は「見延まんじゅう」という銘菓もあるようですね。


ここで新しく赴任してきた「キレイで優しそう」な鳥羽先生の話になるのですが、彼女は、千明がバイトしている酒屋で、毎日、ビールの6缶パックを買う「グビ姉」という異名をつけられていることを知ります。女性の酒飲みといえば、キャンプ場で出会った女性が連想されるところですが、正式参入は第4巻で。


さて、キャンプのほうは、「リン」と二人キャンプの約束をしていた「なでしこ」が前日に急の風邪のため発熱し、「りん」は南伊那方面へのソロ・キャンプに出かけることにします。


ところが、「りん」が出発する日の朝、「なでしこ」の熱は下がり復調へ。しかしいまさら同行するわけにもいかず、「リン」の伊那への道中、観光スポットや旨い郷土料理を教えるナビゲーターとして、リモートでキャンプへ参加することとなります。


ここに「なでしこ」の見舞いに「大垣千明」がやってきて、「ナビ」に無理やり参加してきて・・・という展開ですね。


ただ、一見。しっかり者のように見える「リン」もまだまだ高校生(背丈は小学生ぐらいですが)。山梨から伊那への山越えルートが、マイカー規制のため終日通行止めになっていることを調べ忘れていたり、途中、寄り道した「駒ヶ根温泉」で温泉入って、ソースカツ丼食って寝落ちしたり、とまあ、「ドジっ子」ぶりもまた愛嬌ですね。


続く第4巻の構成は


第19話 野クルのクリキャン会議

第20話 せっかちキャンパーとアウトドアおやつ

第21話 クリキャンはじまるよ!!

第22話 特別な晩ごはん

第23話 12月25日

番外編 へやキャン△


となっていて、第3巻で「リン」が伊那でキャンプした時に、「千明」が「通行止め標識」のトラップに気付いて、「リン」の窮地を救ったおかげで、「野クル」の三人、「リン」、そして「リン」の友人の「斎藤恵那」の五人に加えて、野クルの新顧問の「ぐび姉」での「クリスマス・キャンプ」こと「クリキャン」が繰り広げられます。


この「斎藤恵那」って子はちょっと大人びた不思議な雰囲気を持っている娘さんで、今回、キャンプに行くと父親に言うと、ポンと4万円以上するシュラフを買ってみらえたり、と「ええとこ」のお嬢さんのような感じですね。


このキャンプに色を添える一つは、「あおい」が懸賞でゲットした「A5ランク」の牛肉。彼女はこれをキャンプの夕飯に、とポンと提供するのですが、これを使った「すき焼き」がかなりの絶品の仕上がりです。


そして、もう一つは、「鳥羽先生」。彼女は、「野クル」メンバーが校庭で「焚火」をしているのを注意したのが縁で、「野クル」の顧問となること。普段見ると楚々として真面目な「教師」なのですが、酒を呑み始めると・・という落差が興味深いです。


そして、「クリキャン」の仕上げは、翌朝のご飯と野菜と納豆の味噌汁、鮭、昨日のすき焼きの残りを大和煮に、という純和風朝食を食した後の「日の出」ということで、ここらはキャンプの定番でありましょうか。


【レビュアーからひと言】


このシリーズの愉しみの一つが、彼女たちがキャンプ場でつくるキャンプ飯の数々。


通行止めの標識に翻弄されながらたどり着いた南伊那のキャンプ場で、「リン」が、コンビニで買った「ジューシー肉まん」をホントサンドメーカーに挟んで焼いて、「焼豚まんとほうじ茶」のセット。

豚まんには「餃子用のタレ」をつけていただく、「ジューシー肉まんホットトースト」(これは当方が勝手に命名しました)であるとか鳥羽先生が道の駅で買った「厚切りベーコン」をスキレットで焼いて端っこからかじりつくところとか、えのき、しいたけ、しめじ、まいたけ、なめこ・・とキノコをしっかりいれたすき焼きの残りに、あらかじめ炒めておいた「タマネギ」にトマト、バジルを加えて加熱した「トマトすき焼き」とか、なんとも魅力的な「キャンプ飯」が出てくるので、いつか実食ししてみたくなりますね。

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