美女と美女の「格闘」は、とても魅力的ですなぁ -- 田中芳樹・垣野内成美「薬師寺涼子の怪奇事件簿 水妖日にご用心」(アフタヌーンKC)

2018年4月7日土曜日

薬師寺涼子の怪奇事件簿

t f B! P L

 「薬師寺涼子の怪奇事件簿」シリーズのコミック版は、マガジンZKCから11冊にバインディングされて出版されているものがあるのだが、これは講談社からの出版で、上記のシリーズとは別物。

とはいうものの、漫画家は同じなので、絵柄は変わらず、涼子サマの麗しいお姿を拝見できる。


筋のほどは、南アジアのメヴァト王国の第二王子で内務大臣のカドカ王子が、東京ディズニーランドをもじった「ザナドゥ・ランド」という遊園地内で、半魚人に模した女性に目を竹串で刺されたところから事件がスタート。


実はこのメヴァト王国、前国王一家が変死して現国王に王位が引き継がれたという、おきまりの国家内乱の種が仕込んであって、半魚人女に、王子を殺した時に「弑逆者の末路を見たか!」と叫ばせたり、「メヴァトの建国よりもっと古い・・もっとおぞましい秘密」の存在を示唆したりとか、相変わらずの「怪奇」方面への誘導も「しっかり」である。


その後の展開は、カドカ王子が実は影武者であったり、とか、メヴァト王国に伝わる「ゴユダ」というワニの化身の伝説であるとか、APCというアメリカのシリコンバレーに本社をおく、希少金属を扱うグローバル企業であるとか、話の深みを増す「Tips」は十分用意されているので、このへんをサイドメニューにしながら、メインディッシュである、涼子サマと半魚人女との警視庁の屋上での大バトルを楽しむ、ってのが良いと思うのである。


今回は、憎たらしい金の亡者や、ゲスな権力亡者+スケベオヤジといった、典型的な「悪役」キャラはでてこない。純粋に、美女と美女との「果し合い」をお愉しみあれ。

このブログを検索

ブログ アーカイブ

ラベル

3月のライオン (7) 7人のシェイクスピア (17) etc (29) アウトドア (6) あおのたつき (9) あかね噺 (4) アサギロ (13) アド・アストラ (6) アルキメデスの大戦 (20) アルテ (9) イサック (9) イノサン (9) ヴィンランド・サガ (10) ヴラド・ドラクラ (4) グルメ (12) こざき亜衣 (2) スポーツもの (1) つぐもも (9) ハコヅメ (8) パパと親父のウチご飯 (14) ハンティング (3) ヒストリエ (11) フィッシング (7) ふしぎの国のバード (9) フラジャイル (14) プリニウス (12) ブルーピリオド (5) へうげもの (20) ベルセルク (13) ミステリと言う勿れ (8) ゆるキャン△ (12) リアル (4) ローズ・ベルタン (9) 阿・吽 (3) 医療コミック (8) 応天の門 (18) 乙嫁語り (12) 怪獣8号 (4) 鬼滅の刃 (1) 宮下英樹 (3) 極東事変 (2) 軍靴のバルツァー (9) 高橋葉介 (3) 高橋留美子 (2) 山と食欲と私 (11) 重版出来 (7) 諸星大二郎 (2) 信長を殺した男 (1) 信長協奏曲 (6) 新九郎奔る! (5) 推しの子 (5) 星野之宣 (22) 戦記もの (5) 惣領冬実 (1) 葬送のフリーレン (6) 達人伝 (7) 断頭のアルカンジュ (4) 賭ケグルイ (28) 土山しげる (4) 東村アキコ (10) 卑弥呼 (8) 舞妓さんちのまかないさん (7) 紛争でしたら八田まで (7) 碧いホルスの瞳 (1) 亡国のマルグリッド (4) 忘却のサチコ (7) 幕末 (11) 満州アヘンスクワッド (9) 矢口高雄 (2) 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (10) 憂国のモリアーティ (10) 歴史コミック (37)

自己紹介

自分の写真
日本の人口最少県の住人。なりわいは行政書士。読書好き、ガジェット好きの昭和人です。

QooQ