食事指導はロボットが一番? = 岩岡ヒサエ「孤食ロボット」1(集英社)

2015年1月13日火曜日

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 最近、Aiとロボットとかの本やネット情報を見たりして勉強しているのだが、そんななか、アンドロイドの登場するコミックを奥さんが見つけてきたのが、このコミック。

チェーンの外食店のポイントを1000ポイント貯めるとアンドロイドがもらえる(1000円で1ポイントだから、1食1000円としてほぼ3000食。8年ちょっとかかる勘定だ)というサービスで、このアンドロイド、利用者の食事の様々なアドバイス、料理の作り方のアドバイスまでして、健康を保つということをやってくれる、といったのが物語の基本設定。



お試し期間を過ぎれば返品されて、利用者のデータを全て消去されて、場合によってはアンドロイド自体が廃棄されてしまうという仕掛けなのだが、アンドロイドが小さな愛玩動物っぽいのが、泣かせるところ。


収録は


第1話 高木さんとロボット

第2話 佐倉さんとお味噌汁

第3話 矢口さんと小松菜の煮びたし

第4話 小橋さんと豆腐の白あえ

第5話 多恵さんと昆布

第6話 立居さんと塩豚

第7話 藤田さんとタケノコ



となっていて、それぞれが独立したお話。


で、このアンドロイドが契約更新に向けて、あれこれと単身者向けのサービス(当然、料理系なのだが)をするのだが、そこはチェーン定食屋の利用者、独身の男女、単身赴任者、奥さんに出て行かれた男性、奥さんに死別した男性などなどそれなりに特有のバックグラウンドを持っているので一筋縄ではいかず、苦労の連続といったのがだいたいの展開。全てが期間更新ということにもならず返品されたり、単身でなくなったため返ることとなるものもあるのだが、もの悲しいなりに、それぞれのハッピーエンド的な結末が用意されていて、ほっこりと癒される短編集である。


さらに、このコミックの魅力を増しているのが、ホワンとした筆致とアンドロイドの姿。三角帽子で三頭身で、目が離れていて、利用者それぞれに衣装や性格が違う、のだが、人間の小さなものを愛でてしまうという習性を、よく突いてますな。


ひさびさの癒し系コミックの逸品である。

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